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皆さんこんにちは!
有限会社藤田左官、更新担当の中西です。
~“壁を塗るだけ”じゃない~
「左官(さかん)」と聞くと、なんとなく“壁を塗る仕事”というイメージを持つ人が多いかもしれません。けれど実際の左官工事は、住まいの空気感・手触り・見た目の格・耐久性まで左右する、とても奥深い仕事です。🏠✨
建物の骨格が整ったあと、最後に“人が触れて目にする表情”をつくるのが左官。だからこそ、左官の仕上がりはその家の印象を決定づけます。
左官は、塗って乾けばやり直しが効きにくい世界です。下地の状態、湿度、気温、材料の練り具合、コテの角度…少しの違いで表情が変わります。
つまり、職人の経験と感覚がそのまま仕上がりに出る。ここが左官の面白さであり、怖さであり、誇りでもあります。😤🧤
コテ圧が強いと締まりが出て硬質な表情に
押さえのタイミングが違うとツヤ感が変わる
砂の粒度が違うと陰影が変わる
乾きが早い日は“追っかけ”の判断が重要
この「同じ材料でも同じにならない」世界が、左官を“作品づくり”に近い仕事へ引き上げています。🎨✨
近年、漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)など、自然素材を活かした左官壁の人気が再燃しています。理由はシンプルで、住んでみると体感で違いが分かるからです。
左官壁が暮らしにもたらす代表的な良さ👇
調湿性:湿気が多いと吸い、乾燥すると放出しやすい
消臭性:生活臭やペット臭がこもりにくいケースがある
静電気が起きにくい:ホコリが舞いにくく感じる人も
やわらかな光の反射:クロスとは違う“落ち着き”が出る
もちろん材料や施工条件で差はありますが、左官は“見た目”だけでなく“住み心地”にも関わる仕事。ここが強烈な魅力です。🌬️🏠✨
左官といえば仕上げが注目されがちですが、実は下地や補修こそ腕が出ます。モルタルのクラック(ひび割れ)補修、下地の不陸(ふりく:凹凸)調整、塗り厚の管理…見えない部分に職人の仕事が詰まっています。
下地が甘いとどうなるか?
仕上げがどれだけ美しくても、時間が経てば浮き・割れ・剥離が起きやすくなります。😢
だから左官は、**“目立たないところを丁寧に積む職人”**でもあるんです。
クロス仕上げが悪いわけではありません。でも、左官壁には独特の「深み」があります。
光が当たると、コテ跡や骨材(粒)の陰影がふわっと現れ、時間帯で表情が変わる。朝の柔らかい光、夕方の斜光、夜の間接照明…どれも相性が良い。🌅💡
さらに、左官は部分使いでも効果が大きいのが強みです。
玄関のアクセント壁
リビングのテレビ背面
寝室のヘッドボード面
店舗のカウンター周り
「一面だけ左官」にするだけでも、空間の完成度がグッと上がります。📈✨
左官工事は、材料を塗るだけではなく、空気感・手触り・陰影・快適さ・耐久性までデザインする仕事です。
そして何より、職人の腕がそのまま形になる世界。だからこそ誇りが持てる。🔥
「見えない努力が、暮らしの質になる」——それが左官の魅力です。😊✨