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カテゴリー別アーカイブ: 日記

第21回左官工事雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社藤田左官、更新担当の中西です。

 

~「デザインの主役」~

 

左官は伝統技術のイメージが強いですが、最近は“デザインの主役”として選ばれることが増えています。
住宅だけでなく、カフェ、サロン、オフィス、ホテル…「世界観」を大事にする空間ほど左官が映えるんです。☕✨


左官の魅力①:模様・陰影・質感で「ブランド感」が出る✨

クロスや塗装は均一に仕上がります。一方、左官は“均一じゃない美しさ”が武器。

  • ほんのわずかなコテ跡

  • 骨材の粒がつくる陰影

  • 触れたときのザラつき・しっとり感

  • 間接照明で浮かぶ立体感

この「揺らぎ」が、空間に上質さを与えます。
写真映えも強く、SNSでの発信にも相性が良い。✨


左官の魅力②:色も質感も“オーダーメイド”できる

現代の意匠系左官材(樹脂系・セメント系・天然系)は、色やテクスチャの選択肢が幅広いです。
「グレージュで柔らかく」「モルタル調で無機質に」「和の土壁っぽく」など、狙った世界観に合わせて調整できる。✨

さらに、塗り方で同じ色でも表情が変わります。

  • すっきりフラット仕上げ

  • ラフで温かい仕上げ

  • 動きのあるパターン仕上げ

  • 押さえで艶を出す仕上げ

デザインと施工が直結するから、左官は“設計者と職人が一緒に作る面白さ”があります。


左官の魅力③:異素材との組み合わせが最高に映える

左官壁は、木・鉄・ガラス・タイルなど、どんな素材とも相性が良いです。

  • 木の温かさ × 漆喰の柔らかさ

  • 鉄の無骨さ × モルタルの無機質感⚙️

  • ガラスの透明感 × 左官の陰影✨

  • タイルの硬質感 × 左官の揺らぎ

空間を“引き算”で整えたいとき、左官はとても頼れる存在です。
主張しすぎず、でも確実に格を上げてくれる。これが左官の強さ。


左官の魅力④:機能面もアップデートしている

「自然素材は割れやすい?」「汚れやすい?」という声もあります。確かに条件次第では課題が出ることも。
でも今は、材料・下地・施工方法が進化して、用途に合わせた提案がしやすくなっています。

  • ひび割れリスクを抑える下地処理

  • 汚れに配慮したトップコート

  • 水回り向けの素材選定

  • 外部向けの耐候性素材

  • メンテナンス方法の確立

左官は“昔ながら”で止まっていません。むしろ、伝統をベースに進化している技術です。


左官は「空間の世界観」をつくる最強の仕上げ✨

左官は、家や店の“顔”をつくれます。
質感・陰影・揺らぎ・オーダー性…この強みは他の仕上げでは出しにくい領域です。
だからこそ、左官は今「職人技=デザイン力」として再評価されています。✨

第20回左官工事雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社藤田左官、更新担当の中西です。

 

~“コテ一本”で世界が変わる~

 

左官の現場で最も象徴的な道具は、やっぱりコテ
たった一枚の金属板に見えて、実は形も大きさも用途もさまざま。コテを変えるだけで、壁の表情がガラッと変わるんです。😳🧱


コテの魅力:道具が多い=表現が多い🎨

左官職人は、仕上げに合わせてコテを使い分けます。代表的なイメージだけでも👇

  • 平滑に仕上げるコテ

  • 曲面に追従しやすいコテ

  • 角(出隅・入隅)専用のコテ

  • 模様付けや押さえに向くコテ

  • 微調整用の小さなコテ

さらに、材料(漆喰、土、モルタル、聚楽、ジョリパット等)によっても“相性”があり、塗り方の癖も職人ごとに違います。
つまり左官は、同じ現場でも職人の数だけ答えがある仕事。ここが痺れる魅力です。⚡😤


左官は「段取り」で勝負が決まる⏱️🧠

左官の現場は、塗っている時間だけが勝負じゃありません。むしろ重要なのはその前後。

  • 下地の状態確認(吸水、強度、汚れ、クラック)

  • 養生の美しさ(仕上がりの印象に直結)

  • 材料の配合・練り・寝かせ

  • 塗り付けの順序、動線の確保

  • 乾きの読み(気温・湿度・風)

段取りが甘いと、仕上げ中に焦りが出る。焦りが出るとコテが暴れる。コテが暴れると表情が乱れる。😵‍💫
逆に、段取りが決まると現場が整い、仕上げに集中できる。
左官は“現場の空気を制する仕事”とも言えます。🧘‍♂️✨


左官のやりがい:終わった瞬間、景色が変わる🏠✨

左官工事のすごいところは、完成の瞬間が分かりやすいこと。
下地の荒れた面が、塗り進めるごとに整い、最後に押さえて光を受けたとき——空間が「完成品」になる。🌟

特にお客様が立ち会う現場だと、反応がダイレクトです。

「わぁ…雰囲気変わりましたね😳✨」
「触っていいですか?気持ちいい😊」
「クロスと全然違う…」

この一言で疲れが吹き飛ぶ職人さんは多いはず。💪🔥


左官の魅力:修理・補修で“暮らしを守る”🛠️

左官は新築だけではありません。むしろ今は、リフォーム・補修の価値がどんどん上がっています。

  • 外壁のひび割れ補修

  • 玄関ポーチの欠け・浮きの修繕

  • 塀の剥がれの復旧

  • 古民家の土壁の再生

  • 漆喰の塗り直し

建物は年数とともに傷みます。でも、左官の手が入ると“持ち直す”。
ただ直すのではなく、これから先の暮らしを守る仕事。ここに誇りがあります。🏡🧱✨


左官は「技術×段取り×表現」の総合格闘技🥋✨

コテ一本で表情が変わる。材料の癖を読み、乾きを読み、段取りで勝負を決める。
そして、完成した瞬間に空間の格が上がる。
左官は“地味に見えて、実はめちゃくちゃクリエイティブ”な仕事です。🎨🔥

第19回左官工事雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社藤田左官、更新担当の中西です。

 

~“壁を塗るだけ”じゃない~

 

「左官(さかん)」と聞くと、なんとなく“壁を塗る仕事”というイメージを持つ人が多いかもしれません。けれど実際の左官工事は、住まいの空気感・手触り・見た目の格・耐久性まで左右する、とても奥深い仕事です。🏠✨
建物の骨格が整ったあと、最後に“人が触れて目にする表情”をつくるのが左官。だからこそ、左官の仕上がりはその家の印象を決定づけます。


左官の魅力①:仕上げは「一発勝負」だから面白い🔥

左官は、塗って乾けばやり直しが効きにくい世界です。下地の状態、湿度、気温、材料の練り具合、コテの角度…少しの違いで表情が変わります。
つまり、職人の経験と感覚がそのまま仕上がりに出る。ここが左官の面白さであり、怖さであり、誇りでもあります。😤🧤

  • コテ圧が強いと締まりが出て硬質な表情に

  • 押さえのタイミングが違うとツヤ感が変わる

  • 砂の粒度が違うと陰影が変わる

  • 乾きが早い日は“追っかけ”の判断が重要

この「同じ材料でも同じにならない」世界が、左官を“作品づくり”に近い仕事へ引き上げています。🎨✨


左官の魅力②:自然素材で、暮らしの快適さが変わる🌿😊

近年、漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)など、自然素材を活かした左官壁の人気が再燃しています。理由はシンプルで、住んでみると体感で違いが分かるからです。

左官壁が暮らしにもたらす代表的な良さ👇

  • 調湿性:湿気が多いと吸い、乾燥すると放出しやすい

  • 消臭性:生活臭やペット臭がこもりにくいケースがある

  • 静電気が起きにくい:ホコリが舞いにくく感じる人も

  • やわらかな光の反射:クロスとは違う“落ち着き”が出る

もちろん材料や施工条件で差はありますが、左官は“見た目”だけでなく“住み心地”にも関わる仕事。ここが強烈な魅力です。🌬️🏠✨


左官の魅力③:下地づくりが「建物の寿命」を支える🧱⏳

左官といえば仕上げが注目されがちですが、実は下地や補修こそ腕が出ます。モルタルのクラック(ひび割れ)補修、下地の不陸(ふりく:凹凸)調整、塗り厚の管理…見えない部分に職人の仕事が詰まっています。

下地が甘いとどうなるか?
仕上げがどれだけ美しくても、時間が経てば浮き・割れ・剥離が起きやすくなります。😢
だから左官は、**“目立たないところを丁寧に積む職人”**でもあるんです。


左官の魅力④:空間の“格”を上げられる✨🏡

クロス仕上げが悪いわけではありません。でも、左官壁には独特の「深み」があります。
光が当たると、コテ跡や骨材(粒)の陰影がふわっと現れ、時間帯で表情が変わる。朝の柔らかい光、夕方の斜光、夜の間接照明…どれも相性が良い。🌅💡

さらに、左官は部分使いでも効果が大きいのが強みです。

  • 玄関のアクセント壁

  • リビングのテレビ背面

  • 寝室のヘッドボード面

  • 店舗のカウンター周り

「一面だけ左官」にするだけでも、空間の完成度がグッと上がります。📈✨


左官は“住まいの表情”を作る仕事😊🧱

左官工事は、材料を塗るだけではなく、空気感・手触り・陰影・快適さ・耐久性までデザインする仕事です。
そして何より、職人の腕がそのまま形になる世界。だからこそ誇りが持てる。🔥

「見えない努力が、暮らしの質になる」——それが左官の魅力です。😊✨

第18回左官工事雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社藤田左官、更新担当の中西です。

 

左官工事は、古くから続く伝統的な職人仕事です。
しかしその価値は「昔ながら」だから残っているのではありません。
むしろ現代だからこそ、左官の価値は再評価されています😊

工業製品が発達し、均一な壁材やクロスが当たり前になった時代に、左官は“唯一無二の質感”を提供できる。
そして自然素材の調湿性や、素材感を活かした空間づくりが注目されるほど、左官の魅力が強くなる。
左官工事業は、これからの暮らしの価値観と相性が良い仕事なんです🌿✨


1)均一ではない“手仕事のムラ”が価値になる✨

左官の魅力は、完全に均一ではないこと。
機械で作られた壁材と違い、左官の壁には人の手の痕跡が残ります。

そのムラや陰影が、空間に温かさを生みます。
「なんか落ち着く」「ホテルみたい」「居心地がいい」
こうした感覚は、実は素材の質感が生んでいることが多いです😊

そしてこれは、今の時代にとても刺さります。
SNSや写真でも“質感”が伝わりやすく、左官の壁は空間の魅力として発信されやすい。
店舗にとっては集客にもつながる価値になります📸🏪✨


2)自然素材ニーズで左官の存在感が増している🌿

漆喰や珪藻土など、自然素材の壁が選ばれる理由は、見た目だけではありません。

  • 調湿性で快適さを支える

  • 静電気が起きにくくホコリがつきにくい

  • においがこもりにくいと感じる人もいる

  • 自然素材の安心感

こうした要素が、住まいづくりの価値観と合っています🏠🌿
左官工事業は、暮らしの快適性を“素材”で支える仕事でもあります。


3)リフォーム・古民家再生で強い。直すほど価値が出る🏚️➡️🏠

左官技術は、新築だけでなく、リフォームや古民家再生で大きく活きます。
古い壁の補修、土壁の再生、漆喰の塗り直し、玄関土間の再仕上げ…。
こうした仕事は、既存の状態に合わせて判断しながら仕上げる必要があり、経験がそのまま差になります🧠✨

古民家ブームや和の空間ニーズが続く限り、左官の価値は高い。
「直す技術」がある職人は、これからますます貴重になります💪🧤


4)若手でも伸びる。成長が分かりやすい職人仕事📈

左官は、練習すればするほど伸びる仕事です。
最初はうまく塗れなくても、コテの扱いが上達するたびに仕上がりが変わります。

  • 角がきれいに出せるようになった

  • 面がフラットに出せた

  • コテ波が狙った通りに出せた

  • ひび割れを減らせた
    こうした上達が目に見えるのは、職人仕事の大きな魅力です😊✨

また、左官は“センス”だけの世界ではありません。
材料、下地、湿度、乾燥、工程管理など、理屈が分かるほど安定します。
努力が結果につながりやすい、積み上げ型の仕事です📈🧤


5)左官は“選ばれる仕事”。単価ではなく価値で勝てる✨

左官は、安さだけで選ばれる仕事ではありません。
「この質感にしたい」「この空間を作りたい」というニーズで選ばれます。
つまり単価競争ではなく、“価値で選ばれる”仕事になりやすいんです。

特に店舗やデザイン住宅では、左官仕上げが空間の主役になることもある。
職人としての提案力があるほど、仕事の幅が広がります🏪🏠✨


まとめ|左官工事業は、伝統を守りながら現代の空間価値をつくる仕事🧱✨

左官工事業は、昔から続く職人仕事でありながら、現代のニーズに合った“質感価値”を提供できる仕事です。
手仕事の温かさ、自然素材、唯一無二の仕上がり。
そして直す技術、提案する力。
時代が変わっても残るどころか、これから伸びる可能性を持った業界です😊🧤✨

第17回左官工事雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社藤田左官、更新担当の中西です。

 

左官工事と聞くと、「壁にモルタルを塗る仕事」「コテで仕上げる職人」といったイメージが強いかもしれません。もちろんそれも大切な仕事です。でも左官の本当の魅力は、もっと奥深いところにあります
左官は、建物の“表情”をつくり、空間の空気感を決め、そして長く住み続けられる耐久性まで支える、まさに“仕上げの要”です✨

同じ材料でも、塗り方・乾かし方・押さえ方・コテの角度ひとつで、質感がまったく変わります。
ツルッとした上品な鏡面仕上げも、ざらっと温かい土壁風の仕上げも、落ち着いた和の雰囲気も、モダンなホテルライクも、左官がつくり出せる世界です✨
つまり左官工事は、ただの工事ではなく、“技術で空間をデザインする仕事”なんです


1)左官は「建物の肌」をつくる仕事✨

建物にとって壁や床は、人が毎日触れる場所、目にする場所です。
だからこそ、左官の仕上げは住む人の印象を大きく左右します

たとえば新築の家や店舗で、壁の質感が美しいと、それだけで空間の格が上がります。
照明が当たったときの陰影、コテ波の表情、自然素材のムラ感…。左官の壁には、工業製品にはない“味”があります✨

また左官は、外壁・内壁だけでなく、土間や玄関、基礎の立ち上がり、塀、階段などにも関わります。
つまり左官工事業は、建物の「見た目」と「使い心地」の両方を支える仕事です


2)材料の世界が深い。土・石灰・セメント…自然と科学の融合

左官が扱う材料は幅広いです。

  • モルタル(セメント+砂+水)

  • 漆喰(消石灰が主成分)

  • 土壁(聚楽土など)

  • 珪藻土(調湿性が魅力)

  • 各種下地材(ラス・ボードなど)

材料によって、施工のコツが違います。
水を多くすると塗りやすいけど、乾燥収縮が増えてひび割れの原因になることもある。
乾きが早い季節は、押さえるタイミングがシビアになる。
湿度が高いと乾燥が遅れ、次工程に影響する。
左官は、自然条件と材料の状態を読みながら仕上げる“生きたものづくり”です✨

ここが、左官工事の面白さでもあります。
毎回同じ条件ではないからこそ、経験が力になる。
「今日は風が強いから乾きが早い」「下地が吸いすぎるから先に調整する」など、現場で判断する職人技が光ります✨


3)コテひとつで表情が変わる。技術がそのまま作品になる

左官の象徴といえばコテ。
コテの角度、圧のかけ方、動かし方、押さえるタイミングで、仕上がりの表情が変わります。

  • つるつるの押さえ仕上げ✨

  • 荒々しく力強いラフ仕上げ

  • 伝統的ななまこ壁風の意匠

  • 模様をつけるパターン仕上げ

左官の壁は、同じものが二つとない世界です。
だからこそ、「自分の手が残る」「作品として残る」という魅力があります
完成した壁を見て、「このコテ波いいな」「この面、きれいに収まったな」と思える瞬間は、職人冥利に尽きます✨


4)左官は“耐久性”も担う。見た目だけじゃない️

左官工事は意匠だけでなく、建物の耐久性にも関わります。

  • 下地の処理が悪いと剥離する

  • 乾燥管理が悪いとひび割れする

  • 強度設計が合わないと欠損する

こうしたトラブルを防ぐために、左官は下地を見て、材料を選び、施工方法を組み立てます。
見えない部分の丁寧さが、長期的な品質を決めます️✨

特に外部は雨風や紫外線を受けるため、ひび割れや劣化への配慮が必要。
左官工事業は、美しさと耐久性を両立させる“総合力”が求められる仕事です


5)店舗・住宅・文化財まで幅広い。活躍の舞台が大きい

左官は住宅だけではなく、店舗や施設、旅館、寺社、古民家、文化財修復などにも関わります。
和の空間を求める人がいれば、漆喰や土壁の需要は続きます。
また最近は、ホテルライクな空間でモルタル調の壁や床が人気になったり、店舗で個性を出すために左官仕上げを選ぶケースも増えています✨

つまり左官工事は、伝統を守る仕事であり、現代のデザインに対応する仕事でもあります。
この“守りと攻め”の両方ができるのが左官の強みです✨


まとめ|左官工事業は「手の仕事」で空間の価値をつくる誇りの職人業✨

左官工事業は、壁や床を塗るだけではありません。

第16回左官工事雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社藤田左官、更新担当の中西です。

 

~若い人にも知ってほしい~

 

 

1. 左官工事は“なくならない仕事”📌

世の中はどんどん便利になり、
機械化・省人化が進んでいますが…

左官工事は、完全に機械で置き換えることが難しい仕事です。

もちろん、

  • モルタルを運ぶ機械

  • コンクリートをならす機械

などの「サポートをしてくれる機械」は増えました。

それでも最後の仕上げは、今もなお人の手による部分が大きいのが現実です。

なぜ機械だけでは難しいの?🤔

  • 現場ごとに下地の状態が違う

  • 壁・床の形状が複雑(曲線・段差・細かい納まりなど)

  • 天候や気温で、材料の乾き方が変わる

こうした**“現場のクセ”**を読み取りながら、
材料の配合やコテの入れ方、作業順を変えていく必要があります。

つまり左官は、

経験+観察力+判断力が求められる“現場のエンジニア”

のような仕事でもあるんです🧠✨


2. 「目に見える形が残る」やりがい💐

左官の仕事の面白さのひとつが、

その日の仕事が、そのまま“形”として残る

ということです。

  • 朝はコンクリートや下地がむき出しだった空間が、

  • 夕方には壁や床が仕上がって、ガラッと雰囲気が変わる

この変化を自分の手で生み出せるのは、
何度経験してもワクワクします😍

完成した家やお店の前を通ったとき、

  • 「この玄関の塗り、オレがやったんだよなぁ」

  • 「このカウンターの左官仕上げ、きれいに仕上がったよな」

と、ちょっと誇らしい気持ちになります。
これは机の上だけの仕事では味わえない感覚かもしれません。


3. 左官の仕事ってきつい?正直なところ…🌀

もちろん、「楽な仕事です!」とは言えません。
ここは正直にお伝えします💬

体力面💪

  • 立ちっぱなし・中腰での作業が多い

  • モルタルや材料、道具を運ぶ

  • 夏は暑く、冬は寒い

など、体力はある程度必要です。

ただ、

  • 道具や機械をうまく使う

  • チームで作業を分担する

  • 作業姿勢を工夫する

ことで、昔ほどの「根性だけで乗り切る」世界ではなくなりつつあります。

時間・スケジュールの面⏰

  • 天気に左右される

  • コンクリートの打設に合わせて作業時間が決まる

  • 現場の工程によっては、早朝・残業になることも

といったこともあります。

でもその分、

  • 手に職がつく

  • ベテランになるほど頼られる

  • 独立して自分の会社・自分の現場を持てる

というメリットも大きいのが左官の世界です✨


4. 若い人材が求められている理由🔥

現在、建設業界全体の課題として、

  • 職人の高齢化

  • 若手不足

がよく取り上げられます。
左官業界も例外ではありません。

しかしこれは、逆に言えば👇

若い世代がチャレンジすれば、
かなりの確率で「必要とされる人材」になれる

ということでもあります。

✔ スマホ世代の強みも活かせる📱

  • 現場の写真を撮って、記録・共有

  • SNSで自分の作品(仕上げ例)を発信

  • デザイン系のアプリで、仕上がりイメージをお客様に見せる

など、デジタルの感覚を持った若手職人は、
これからますます重宝されていきます。

現場は「アナログな世界」に見えますが、
そこにデジタルの発想をミックスできる人は、本当に強いです💪


5. 左官のキャリアステップって?🚶‍♂️

「左官を仕事にしたら、その先は?」
と気になる方のために、ざっくりとしたキャリアのイメージをご紹介します。

  1. 見習い・助手の期間(1〜3年程度)

    • 道具の名前・使い方を覚える

    • 材料の練り方、現場の流れを学ぶ

    • 先輩の仕上げを間近で見る

  2. 職人として一通り任せてもらえる時期(3〜10年)

    • ある程度の面積を一人で任される

    • 戸建ての外構、内装仕上げなどを担当

    • 現場の段取りも少しずつ覚える

  3. 親方・現場をまとめる立場へ

    • 若手の指導

    • 元請け・施主との打ち合わせ

    • 現場の工程管理・見積もり

  4. 独立・自分の会社を持つ道も👷‍♂️🏢

    • 自分の看板で仕事を受ける

    • 得意分野(店舗デザイン・自然素材・外構など)を伸ばす

左官工事は、
単に「一生現場でコテを持ち続ける」だけでなく、

  • 現場監督的な役割

  • デザイン寄りの仕事

  • お客様と直接やり取りするポジション

など、キャリアの広がり方も色々あります🌈


6. 左官工事とデザイン・インテリアの相性🎨

最近は、インテリアの世界でも

  • コンクリート打ちっぱなし風

  • カフェっぽい塗り壁

  • 左官材を使ったカウンター・テーブル

など、左官仕上げを取り入れた空間が増えています。

例:こんなところで左官が活躍中✨

  • カフェのカウンターのモルタル仕上げ

  • アパレルショップの壁面デザイン

  • 美容室のレジカウンター

  • 住宅のテレビ背面壁を塗り壁に

「左官=土壁・和風」というイメージを持っている方も多いですが、
今はモダン・スタイリッシュなデザインとの相性も抜群です。

インテリアやデザインが好きな方にとっても、
左官工事は「自分のセンスを活かせる仕事」になりつつあります😊


7. これからの左官業界に必要なのは“チーム”の発想🤝

昔は、「親方の背中を見て覚えろ」という世界でした。
今は、

  • マニュアル化・見える化

  • 安全第一の考え方

  • 若手が質問しやすい雰囲気づくり

など、チームとして成長していくスタイルに変わってきています。

私たちも、

  • 失敗談も含めてオープンに共有する

  • 「なぜこのやり方をするのか」を言葉で説明する

  • 若手からのアイデアも積極的に取り入れる

といったやり方で、
世代を超えて続いていける左官チームづくりを目指しています🌱


8. まとめ:「手に職+クリエイティブ」な働き方を左官で💡

左官工事は、

  • 目に見える形が残る

  • 技術が身につくほど価値が高まる

  • デザインやインテリアと組み合わせると、表現の幅が広がる

そんな仕事です👷‍♀️✨

決して楽な世界ではありませんが、
その分、

  • 人に喜んでもらえる手応え

  • 自分の成長を実感できる瞬間

  • 「あの現場はオレがやった」と誇れる現場

がたくさんあります。

もしこの記事を読んで、

「左官って、ちょっと面白そう」
「一度現場を見てみたいな」

と感じていただけたなら、
ぜひ一度、左官の現場をのぞきにきてください😊

見学・アルバイト・求人のご相談なども、
お気軽にお問い合わせいただければ嬉しいです📩

家の表情をつくり、人の暮らしを支える仕事。
そんな左官の世界に、あなたも一歩踏み出してみませんか?🌈✨

 


有限会社藤田左官では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

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第15回左官工事雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社藤田左官、更新担当の中西です。

 

~家の“表情”をつくる仕事~

 

1. 左官工事ってどんな仕事?

一言でいうと、左官工事とは

モルタル(砂・セメント・水を混ぜたもの)や、
塗り壁材(漆喰・珪藻土など)を
壁や床・天井などに塗り、
きれいで丈夫な仕上がりをつくる仕事

です。

コテと呼ばれる道具を使いながら、
「塗る」「ならす」「整える」というシンプルな動きを、
ミリ単位の精度で、美しく・早く・ムラなく行っていきます。

左官工事が活躍する場所は、実はこんなにたくさん

  • 住宅の外壁・内壁

  • 玄関ポーチ・アプローチ・犬走り

  • ガレージや倉庫の床

  • 店舗のカウンターや壁面デザイン

  • 工場・倉庫の土間コンクリート仕上げ

「コンクリートを打って終わり」ではなく、
その上に“人が触れる面”をつくるのが左官工事なんです


2. 左官の仕事が建物の“心地よさ”を決める理由

左官工事というと「見た目を整えるだけ?」と思われがちですが、
実はそれだけではありません。

✅ 1mmの凹凸が、暮らしやすさに影響する

例えば…

  • リビングの床が微妙にデコボコしている

  • 玄関ポーチが少し傾いている

  • 外構の通路の水たまりができる

こういったわずかなズレや凹凸は、
段差につまずいたり、雨の日に滑りやすくなったりと、
安全面にも大きく関わってきます⚠

左官職人は、

  • 下地を水平・垂直に整える

  • 必要な勾配(排水のためのわずかな傾き)をつける

ことで、**目には見えにくい「歩きやすさ」「使いやすさ」**をつくっています

✅ 室内環境を整える“塗り壁”の力

漆喰や珪藻土などの塗り壁材には、

  • 調湿(湿気を吸ったり吐いたりする)

  • 消臭

  • 断熱・保温のサポート

といった、自然素材ならではの良さがあります。

見た目の柔らかい風合いはもちろん、
「ジメジメしにくい」「カビが生えにくい」など、
暮らしてみて初めて気づく良さもたくさんあります


3. 左官工事の基本的な流れをのぞいてみよう

ここからは、住宅の壁や外構を例に、
左官工事の大まかな流れをご紹介します。

① 下地づくり(土台づくり)

いきなり塗り始めることはありません。
まずは、

  • ブロック塀やコンクリート壁

  • 下地のボード(ラス板など)

の状態をチェックし、

  • ヒビや欠けを補修

  • ワイヤーメッシュやラス網を張る

  • 下塗り材で密着力を高める

といった、“塗りやすい舞台”をつくります。
ここを手を抜くと、後でヒビが入りやすくなったり、剥がれやすくなったりしてしまうため、とても大事な工程です

② 材料づくり(練り)

次に、モルタルや塗り壁材を練ります。

  • セメント・砂・水の配合

  • メーカー指定の比率

  • その日の気温・湿度

などを考えながら、最適な“やわらかさ”に調整していきます。

この“練り”の加減だけでも、

  • 塗りやすさ

  • 仕上がりの滑らかさ

  • ひび割れのしにくさ

が変わってくるので、職人の経験と勘がものをいう場面です

③ 塗り(下塗り〜中塗り〜上塗り)

いよいよコテの出番です✨

  1. 下塗り
    下地との密着をよくするため、薄く・しっかりと塗り広げる。

  2. 中塗り
    厚みを出し、面の不陸(デコボコ)を整える。

  3. 上塗り
    見える最終仕上げ。コテ跡や模様をつけたり、ツルツルに仕上げたりする。

同じ「塗る」という動作でも、
工程ごとに役割が違います。

特に上塗りは、

  • ツルっとした仕上げ

  • ザラっとした仕上げ

  • 洋風・和風の質感

  • コテむらをあえて残した“味のある”仕上げ

など、職人のセンスと技術が一番出るところです


4. 左官仕上げのいろいろ

左官工事には、本当にたくさんの仕上げ方があります。
一部をご紹介します

漆喰仕上げ

真っ白で清潔感のある、昔ながらの塗り壁。
和風建築はもちろん、最近はカフェや美容室など、
ナチュラルテイストの店舗でも人気です✨

  • 調湿性

  • 防火性

  • 自然素材の安心感

が魅力で、「ビニールクロスでは出せない雰囲気」を好む方に選ばれています。

珪藻土仕上げ

海や湖に生息していた植物プランクトンの殻が堆積してできた珪藻土

  • 湿気を吸ってくれる

  • ニオイを軽減

  • やわらかい色味と質感

などから、リビングや寝室などの内装に使われることが増えています。

モルタル刷毛引き

玄関ポーチや外構のスロープなどに多い仕上げ方です。
コテで均したあと、刷毛(はけ)で筋状の模様をつけることで、

  • 滑りにくい

  • 雨の日も安心

という実用性の高い仕上げになります☔

洗い出し仕上げ

モルタルの中に砂利や石を混ぜ、
表面を洗い流して石の表情を出す仕上げです。

  • 和風のお庭

  • アプローチ

  • 旅館・料亭のエントランス

などに使われることが多く、
昔ながらの落ち着いた雰囲気を演出できます。


5. 左官職人の“目に見えない技術”

仕上がりだけを見ると、
「なんとなく平ら」「なんとなくきれい」に見える左官の仕事。

しかし、実際には

  • 水勾配(雨水を流すためのほんのわずかな傾き)をミリ単位でつける

  • ドアの開閉ライン・設備の高さとぴったり合うように仕上げる

  • 乾き具合を見ながら、コテ押さえのタイミングを変える

といった、図面だけでは表現しきれない調整作業がいくつもあります。

左官職人にとって、

「平らにする」のではなく
「使いやすく、きれいに見え、長持ちする“面”にする」

ことがゴール

そのために、
日々の現場で感覚を磨き続けています。


6. こんな時こそ、左官工事の出番です

  • 玄関ポーチが年数とともにヒビ割れてきた

  • 外構のアプローチをおしゃれにしたい

  • 新築やリフォームで塗り壁にしてみたい

  • ガレージの床を丈夫で掃除しやすくしたい

そんなお悩み・ご希望があれば、
ぜひ一度「左官」という選択肢も思い出してみてください

デザインのご相談から、
お住まい・店舗の使い方に合わせた仕上げ提案まで、
私たち左官職人が一緒に考えさせていただきます✨


まとめ

左官工事は、

  • 壁や床を美しく仕上げるだけでなく

  • 暮らしやすさ・安全性・心地よさを支える仕事

です

 


有限会社藤田左官では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

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第14回左官工事雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社藤田左官、更新担当の中西です。

 

~“塗るだけ”じゃない!~

 

「左官=壁に塗る人」だけじゃもったいない!実は、下地の診断・材料の配合・含水率のコントロール・鏝(こて)さばき・養生・検査まで、完成度の8割は見えない工程で決まるんです。この記事では、下地→配合→塗り→仕上げ→養生→検査の流れを、今日から役立つコツと一緒に解説します。


1️⃣ 下地判定が“すべてのスタート”

同じ壁でも中身が違う!

  • コンクリート:吸水ムラあり。レイタンス除去→シーラーで足場づくり。

  • ALC:多孔質で水をよく吸う。フィラーで吸い込み均一化がカギ。

  • 石膏ボード:ジョイント処理が命。段差ゼロ&クラック予防にメッシュ+パテを丁寧に。

  • 既存塗膜の上:付着試験(テープ・打診)で弱層の見極め→必要なら撤去。

ポップTip:下地の吸水を“見える化”。霧吹きの水が何秒で消えるか吸水強度の目安がわかるよ!⌛


2️⃣ 材料の“黄金トリオ”——水・粉・骨材を仲良くする⚖️

  • 漆喰(消石灰):上品な白と抗菌・防カビ性。磨きでツヤ変化が楽しめる✨

  • :しっとり調湿&やさしいマット感。藁スサでひび抑制&腰が出る

  • セメント・ポリマー系強度・耐久に優れ外部や床に◎。色ムラは養生と水分管理で対策。

配合のコツ:同じレシピでもロット差・気温・湿度で“表情”が変わる。当日サンプル塗り水量1〜2%の微調整がプロっぽい!


3️⃣ “一発勝負”はしない!層構成で仕上がりを安定化

  • 下塗り:付着・吸水調整。ザラっと骨材でカギ掛かりUP。

  • 中塗り:厚みと平滑づくり。ここで面の骨格を決める️

  • 上塗り:意匠と肌理の決定。骨材の粒度&顔料でキャラ付けを。

ポップTip:厚塗りはヒビのもと!各層必要十分の厚みを守れば、乾燥もムラなくキレイに。


4️⃣ 鏝(こて)さばき=圧×角度×速度 ️

  • 早押さえ:ノロ(微粉)が上がり平滑に。ただし焼けムラに注意。

  • 遅押さえ:艶が乗る大人の仕上げに。水引き(乾き加減)を読む

  • 道具の使い分け:金鏝=締め、木鏝=粗ならし、ステン鏝=サビにくい、樹脂鏝=“当たり”がやさしい。

表情コントロール

  • つるんと鏡面→漆喰磨きで上品に✨

  • 砂肌でマット→土×骨材で温かみ

  • ランダム感→鏝ムラを“残す”勇気でアートに


5️⃣ 養生は“仕上げの一部”️⛱️

  • 直射・強風は敵!遮光&通風でゆっくり乾かす。

  • 冬の冷え込み→結露→白華(白い跡)に注意。夜間シート&緩やか加温

  • 空調の強風は色ムラの原因。風よけ+加湿でバランスを整える。

ポップTip:仕上がり不良の8割は“乾燥の速すぎ”が原因。**乾燥は“急”より“均”**が正解!


6️⃣ 色・艶・肌理(きめ)をデザインする

  • :顔料は1%刻みで“理想のニュアンス”に近づける。

  • :鏝圧でマット⇄グロスをコントロール。

  • 肌理:骨材粒度で陰影が変わる。ライトの角度を当てて影をプレビュー

モックアップ:仕上がりの“誤解ゼロ”に効く。**照明条件(昼/夜・色温度)**を現場に合わせて確認しよう!


7️⃣ よくあるトラブルと“神リカバリー”

  • ピンホール:下地の微細空気。再圧着+薄押さえで埋める。

  • 色ムラ:乾燥ムラ or 練りムラ。霧吹き→同条件で再押さえが効く。

  • ヘアクラック:厚塗り・急乾燥。スサ増量/薄層化/湿潤養生で予防。

記録が最強温湿度・配合・押さえ時刻をメモ。次現場で再現できる=プロの仕事


8️⃣ メンテの基本

  • 室内:乾拭き→薄めた中性で優しく。研磨NG。

  • 外部:雨筋は水線の逃げを見直し。撥水材は素材の呼吸を邪魔しない範囲で。

サステナTip:残材は再練りで試験片に。洗い水のpH中和も忘れずエコ対応。


9️⃣ まとめ✨

左官は素材×水×時間のアート&サイエンス。
下地診断→配合微調整→層構成→鏝圧→養生→検査の**“見えない工程”を整えれば、仕上げは自然と美しく長持ちします。次回は改修と高難度意匠**をさらに深掘り!

 

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第13回左官工事雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社藤田左官、更新担当の中西です。

 

~“映える左官・長持ちする左官”~

 

美しく映えて、施工も安定、手直しも少ない——そんな“ご機嫌な左官”をつくりましょう!


1️⃣ 改修の“三択”——撤去?重ね?部分補修?

  • 撤去(はつり):根治。ただし粉塵・騒音・コスト↑。大面積の脆弱層には有効。

  • 重ね塗り:短工期。ただし付着&吸水調整が命。シーラー→フィラー→上塗りで層の“橋渡し”。

  • 部分補修色・艶・肌理合わせが難題。同日・同湿度で小面積モックアップ→OKなら本番。

ミニ試験:A4サイズで付着・色・艶を確認→施主とOKサイン✍️


2️⃣ 高意匠のレシピ集

① 漆喰“磨き”ラグジュアリー ✨

  • 手順:下地平滑→上塗り→半乾きで鏝押さえ石鏝orプラスチック鏝で磨き

  • ポイント:水引きを逃さない。遅すぎると焼け跡、早すぎるとノロが泳ぐ。

② 土の“砂肌マット” ️

  • 手順:骨材1.0〜1.5mm/スサ少量→木鏝仕上げで粒子感を残す。

  • ポイント:照明が“斜め”に当たる面は影が美味しい

③ セメントの“研ぎ出し”

  • 手順:骨材入りで打設→硬化後にダイヤ研磨浸透保護で汚れガード。

  • ポイント目地計画割付で“揺るぎない幾何学”に。

ポップTipライト当てテストで“映える角度”を決めてからレシピ確定!


3️⃣ 雨仕舞い×左官=チーム戦️

左官だけじゃ解決しない雨筋・白華・滞水は、

  • 板金:笠木の水返し5〜10mm、端部毛細切り

  • シール二面接着(バックアップ材)で目地底割れ回避。

  • 見切り:異素材の可動ジョイントで“動きを受ける”。

教訓:**仕上げの不具合の半分は“取り合い”にある。設計・現場で“水の旅路”**を一枚図に!


4️⃣ クラックと仲良くする(or させない)

  • 構造クラック:躯体原因。目地・Uカット&樹脂充填・可動部で“逃がす”。

  • 収縮クラック:厚塗り・急乾燥由来。スサ増量/薄層化/湿潤養生

  • 土・漆喰の“味”:微細なひびを表情と捉える文化も。事前に説明&合意が平和の特効薬️


5️⃣ 品質は“写真と数値”で守る

  • 計測:温湿度、含水率、押さえ時刻、照度。

  • 定点写真:下地→中塗り→上塗り→押さえ→養生明け。

  • 合否の言語化許容ムラの範囲を写真サンプルで共有。

KPIミニ例

  • 手直し率:2%以下

  • 乾燥ムラ起因の色ムラ:ゼロ

  • 引き渡し後クレーム:月0件を目標に!


6️⃣ DXで“うまさの再現性”を上げる

  • クラウド図面&仕様:最新版一元管理で**“古図施工”撲滅**。

  • 材料QR:ロット→配合→面の履歴をピッで紐づけ。

  • 日報テンプレ配合・押さえタイム・温湿度を自動記録。

  • 簡易BIM/AR:役物・見切り・照明角度を現場で重ね見→“影の勝ち筋”が一目瞭然


7️⃣ 左官×サステナブル

  • 土・石灰の地産地消→輸送CO₂↓&地域の色を活かす。

  • 外装通気&断熱と合わせて冷暖房負荷↓

  • 長寿命設計(直せる納まり・部分補修前提)で廃材↓

メッセージ:左官は“建てた後の環境性能”にも効く。美しさ×省エネの二刀流でいこう!


8️⃣ ケーススタディ:カフェ改装で“映える&早い”を両立☕✨

  • 課題:短工期/既存塗膜ムラ/照明演出重視。

  • 打ち手:付着試験→重ね塗り採用。下地フィラーで吸水均一→漆喰半艶磨き

  • 演出:ライトを斜め45°に配置して鏝の陰影を活かす。

  • 結果:SNSで「壁が主役!」と話題に。手直しゼロで引渡し


9️⃣ 明日から使える“左官ルーティン”

  1. 下地吸水テスト→秒数メモ

  2. 当日サンプル塗り→水量微調整

  3. 層ごとの必要厚→言語化

  4. 押さえ時刻→写真+時刻スタンプ

  5. 養生条件→温湿度メモ&風遮断

  6. 合否写真→照明条件そろえて保存

この6つだけでも、仕上がりの安定感が段違いに!


まとめ:左官は“時間を味方にする工芸”⌛✨

見えない工程の設計が、見える美しさ長持ちを生む。
改修でも新築でも、下地→配合→層→鏝→養生→検査の“型”を守りつつ、意匠とDXでワンランク上の仕上がりへ。
さあ、次の現場でひと手入れてみませんか?すべすべ、しっとり、つやつや——あなたの鏝が“空気まで心地よく”してくれるはず。

 

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第12回左官工事雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社藤田左官、更新担当の中西です。

 

~やりがい~

 

素材を生かし、性能を設計し、空間の“空気”まで仕上げる仕事

左官は“塗る人”ではありません。土・石灰・石膏・セメント・鉱物系仕上げなど多様な素材を選び、下地の状態を診断し、層構成を設計し、湿気・熱・音・光までを整える“外皮・内装のエンジニア”。だからこそ、現場からのニーズは年々高度に、そしてやりがいもまた深くなっています。本稿は、左官業のリアルに根ざしたニーズ(要求)とやりがいを整理し、すぐ使える実装のヒントまでまとめます。


1|いま現場が左官に求める「主要ニーズ」10

  1. ひび割れ抑制と付着の確実化
     下地の動き・収縮に応じたメッシュ補強、誘発目地、弾性下地、界面プライマーの選定。数年後の再劣化を“設計で”減らす。

  2. 調湿・空気質(IAQ)性能
     漆喰・土系・珪藻土・鉱物系の吸放湿レート、pH、VOC吸着性を数値で提示。カビ・結露対策とセットで提案。

  3. 短工期・安定品質
     可使時間・養生温湿度・含水率の管理、機械施工(ポンプ・スプレー)とのハイブリッドで面精度×速度を両立。

  4. 改修下地への適合
     ALC・PB・RC・旧塗材・タイル撤去跡などに対し、付着試験/中和・pH確認/下地調整の“診断→処方”力。

  5. 耐水・耐汚染・清掃性
     水回りや商業施設では撥水・防汚・耐薬品の要件が必須。鉱物系+保護材やマイクロセメント等の表層設計

  6. 外装の耐候と通気排湿
     一次防水・二次防水・通気層の連続性。外断熱(EIFS)では熱橋対策とメッシュの重ね幅まで明記。

  7. 意匠の再現性と多様性
     磨き・掻き落とし・洗い出し・骨材混入・テクスチャ。サンプル承認→標準板→量産の“同じを繰り返せる”段取り。

  8. 品質の“言える化”
     塗り厚・平滑度・含水率・温湿度・メッシュ重ね幅・写真の記録台帳。引渡し後の説明責任に直結。

  9. 安全・環境
     粉じん対策・低VOC・静音養生・廃材分別。低炭素素材や再炭酸化の視点、LCA/EPDの要望も増加。

  10. BIM/CAD・他職種との同期
     層構成をBIMに載せる、拾い出し精度、監督・内装・防水・設備との干渉解消。デジタル前提の合意形成。


2|左官の“やりがい”――8つの瞬間

  1. 面が立ち、空間が締まる瞬間
     下地の波・出隅入隅が整い、光がキレイに走ったとき、空間の品位が一段上がる手応え。

  2. 素材の声を引き出す喜び
     土・石灰・鉱物系の手触り・色の深み・光の拡散。サンプルでは出なかった表情が“現場で”立ち上がる。

  3. 数字で語れる職能
     付着強度、含水率、塗り厚、温湿度、pH…感覚+数値で品質を説明できる誇り。

  4. 難所を納め切った達成感
     開口周りの微妙な動き、既存との取り合い、曲面の連続。**1発で“収めた”**ときの快感。

  5. 健康・快適への貢献
     調湿でカビや匂いが減り、「子どもがよく眠れる」「冬の結露が止まった」と生活者の声が届く近さ。

  6. 伝統と現代の橋渡し
     漆喰・土壁の技を、改修・商空間・外断熱の文脈へアップデートして活かせる。

  7. チームで成果が出る一体感
     防水・内装・電気・設備と同じ地図で段取りがハマり、手戻りゼロで終わる日。

  8. 技の継承が見える
     鏝の角度や圧を言語化・動画化して後輩に渡せる。技能が資産になる手応え。


3|発注者別「ニーズの翻訳」早見表

  • 設計者:意匠×性能の両立/サンプル→標準板→量産の再現性/BIM層構成・テクスチャ情報/LCA資料

  • 現場監督:工期順守(可使時間・養生計画)/粉じん・騒音・動線の安全計画/記録台帳(塗り厚・含水率・写真)

  • 施主・運用者:清掃・補修の容易さ/カビ・匂い対策/色ムラの安定/保証とメンテ周期


4|そのまま提案できる「サービス・パッケージ」

  1. ひび割れ抑制パック
     開口周り・入隅・目地のメッシュ標準図+弾性下地+誘発目地。ひび幅・間隔の許容を提示。

  2. IAQ(空気質)パック
     漆喰/鉱物系で吸放湿・pH・VOC吸着を数値で提示。水回りは保護材の耐薬品データ添付。

  3. 改修ワンデー薄塗りパック
     旧クロス・旧塗材の上から下地調整→フィラー→薄塗り仕上げ。粉じん・臭気・当日復帰の段取りを明文化。

  4. 品質“言える化”パック
     塗り厚ゲージ・含水率・温湿度ログ・写真をQR台帳化し、引渡しPDFを納品。


5|現場で効くチェックリスト(抜粋)

下地診断

  •  付着強度・含水率・pH

  •  クラック種別(構造的/表層)と補修方法

層構成・材料

  •  プライマー相性/メッシュ重ね幅/誘発目地位置

  •  可使時間・養生温湿度・塗り重ね間隔

仕上げ・意匠

  •  標準板の色・艶・テクスチャ承認

  •  量産時のバラつき許容(ΔE・光沢度)

安全・環境

  •  粉じん養生・低VOC材・廃材分別

  •  作業音・時間帯の合意

記録

  •  塗り厚・含水率・温湿度・写真・ロット番号を保存


6|ショートケース(要点だけ)

A|RC外壁の再塗装前下地

  • 課題:ヘアクラックと白華。

  • 施工:洗浄→低圧注入→弾性ベース+メッシュ→鉱物系仕上げ。

  • 成果:3年経過でクラック再発ゼロ、雨だれも抑制。

B|飲食店の厨房壁

  • 課題:油汚れ・漂白洗浄への耐性。

  • 施工:鉱物系薄塗り+耐薬品保護材、立上りは見切り金物で清掃性UP。

  • 成果:清掃時間30%短縮、退色・剥離なし。

C|保育施設の教室

  • 課題:匂い・結露。

  • 施工:漆喰仕上げ+換気計画と窓の結露対策をセット提案。

  • 成果:冬の結露ほぼ解消、臭気苦情ゼロ。


7|90日アクション(明日から動ける三手)

  1. “層構成シート”を標準化
     下地条件→プライマー→補強→下塗→中塗→仕上→保護→養生をA3一枚に。現場・設計と共通言語化。

  2. 計測と台帳の習慣化
     塗り厚ゲージ・含水率計・簡易温湿度ロガーで記録→QR化。引渡しの説得力が跳ね上がる。

  3. メッシュ・目地の標準図セット
     開口・入隅・天井見切りの3D断面テンプレを社内共有。クラックを“施工の工夫”ではなく設計の既定動作に。


おわりに――“仕上げ”は最後の作業ではなく、最初の価値

左官の価値は、素材の魅力×建築物理×段取りを一体にして、空間の“質”と“健康”を底上げすることにあります。
ニーズは高度化していますが、やりがいはむしろ増えています。面が整い、光が走り、空気が変わる――その瞬間を毎日つくれる仕事は多くありません。

次の現場では、

  • ひび割れを“設計で減らす”、

  • 品質を“数値で語る”、

  • 美しさを“再現で裏付ける”。

この三点を合言葉に、左官の価値をもう一段、引き上げていきましょう。

 

 

有限会社藤田左官では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

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